スクラム開発は機能横断型のチーム体制で行う

スクラム開発の有用性

そこが知りたいスクラム開発

最大の特徴は機能横断型のチーム体制

最大の特徴は機能横断型のチーム体制

チーム一丸となってプロジェクトを進めるスクラム開発

スクラム開発の特徴とはどのようなものか

かつてシステム開発の手法として主流だったウォーターフォール開発では、要件定義から設計、開発からテストを経て運用へと明確な役割分担の下に開発が行われます。開発の段階までには最終的に目指すべき地点がはっきりと決められているため、誰が何をすべきかが明確なのが特徴です。
一方、スクラム開発は、ひとつの大きなプロジェクトを細かく区切って開発を行うという手法なので、ウォーターフォール開発のように最初にゴールまでのプロセスが設定されていないのが特徴です。開発期間は1週間から2週間程度で、その期間でできる範囲のシステムを開発します。スクラム開発の場合、優先順位の高い機能からひとつひとつ着手されていくので、開発が進んでいく間にプロジェクト全体における優先順位が変更になる場合があっても、柔軟に順番を変更して開発を進めることができるという点で効率的です。開発作業は短い期間に集中して行われるので、毎日のミーティングにおいてメンバー全員がチームの状況を共有し、発生した問題についてもチームの問題として全員で考えて行動します。

機能横断型のチーム体制

スクラム開発の大きな特徴とも言えるのが、機能横断型のチーム体制です。従来のウォーターフォール開発では、開発現場にクライアントが直接着手するということはありませんでしたが、スクラム開発の場合、クライアントも含め部門や組織、立場が異なるステークホルダーにより構成される少人数のチームが発足されて、メンバー全員が開発に携わります。少人数のチームで密に連携を取りながら短期的に開発に集中することによって、問題が発生しても大きくなる前に修正することができます。また、発注側の意図を現場が直接確かめながら作業を進めることができるので、開発のスピードを緩めることなく高品質のプロダクトを生み出すことができるというメリットもあります。

メンバーに求められるもの

スクラム開発に携わるメンバーの中心になるスクラムマスターは、立場の異なるそれぞれのメンバーが、しっかりと情報を共有しながらベストを尽くすことができるチーム環境を作っていく必要があります。また、実装を担当するエンジニアであれば、臨機応変に対応できるだけの知識や技術力が求められるでしょう。スクラム開発チームのメンバーは少人数なので、それぞれの役割をしっかりと果たすことが大切なのはもちろんですが、メンバーひとりひとりがチームに貢献したいという高いモチベーションを持ち、全員がひとつにまとまることがとても重要です。そうすることによって、より良いプロダクトを早く作り出すことができるようになります。

 

こちらの記事も参考に

  • スプリント(期間単位)のサイクル

    開発プロジェクトを実行するにあたり、優先順位の高い機能から先に開発を行う「スクラム開発」では、工程ごとに短く期間を区切って開発を進めていきます。ここで区切られた期間単位のことを「スプリント」と呼んでいます。スプリントには決まった流れがあるので、チームのメンバーはその流れに沿ってしっかりと連携を取りながら仕事を進めていくことになります。スクラム開発の良い点は、スプリントの流れを一通り見てみると理解することができるでしょう。

  • 方向性を決める舵取り役「プロダクトオーナー」

    スクラム開発のチームに関わるメンバーは少数で、何をするにしても全員で情報を共有しながら一緒に考えて行動するのが原則です。そのため、メンバーに指示を与えるような役割を持つ人はいませんが、情報を提供する役割を担う「プロダクトオーナー」がチームの舵取り役となります。プロダクトオーナーは、開発するプロダクトについてのことやメンバーのことなどについての詳細な情報を把握し、必要な情報をまとめてチームに提示し、全員で共有できるようにします。

  • 「スクラム現場ガイド」読書会に参加する

    思ったようにチームが機能せず、せっかくスクラム開発を採用していてもそれが成果につながらなくて迷いを感じている人や、これからスクラム開発を採用してみようと考えている人であれば、「スクラム現場ガイド」読書会に参加してみるとスクラム開発についての理解を深めることができ、問題の解決方法を見つけることができるでしょう。この会は「スクラム現場ガイド」を持参することができる人であれば、誰でも無料で参加することができます。